もし、立体感のある絵が描きたい場合、細部まで細かくすべて書く必要はありません。
写真を撮るときに、被写体にピントを合わせてとると、それ以外の背景がぼんやりとなります。ぼかし具合によってどんどん被写体が浮かび上がってきます。
絵にもこの技術を生かします。
一番描きたいもの、手前に来るものをしっかり描きこみます。
逆に背景は、大まかにかいて、色をうすくしたり彩度をさげたり。
全てを緻密に描いてしまうと平坦に見えてしまいます。
難しいのですが、モチーフをみて、漠然とそのまま描くのではなく、自分でピントを合わせる作業ができるようになると、印象に残る絵になってきます。
最近でこそ、スマホで簡単にポートレートモード写真がとれますが、息子が生まれた18年前はカメラと言えばコンパクトデジタルカメラでした。
携帯電話はもちろんガラケーで、写真の画質も悪い。
コンデジはきれいに撮れるのですが、全てに焦点が当たるいわゆる普通の写真。
仲良くなったママ友が、ブログをやっていて一眼レフで撮影した料理をのせていたのですが、とても美しい写真でした。それに感化されて、当時10万円した一眼レフカメラを購入しました。
附属品のレンズでもそれなりにいい写真が撮れましたが、さらに単焦点レンズというものがあると教えてもらいました。そちらの方が、背景を大きくぼかすことが出来ます。
これでとると、2割増しでかわいくなります。
ちなみに、一眼レフは満足できる買い物でしたがなにしろ重い&かさばるのがネックです。今はほとんど出番はありません。
子供が小さいころに張り切って撮った膨大な写真データーは現像されることなく眠ったままです。1年に一度フォトアルバムをつくっていたのですが、我が家のイヤーアルバム(歴史)は娘が生まれる前で途絶えており、娘はその事実を知りません。
やらなくてはいけない宿題をずっとかかえて生きています。