風景画が苦手だと感じる方にぜひ読んでいただきたい本です。
作者は都市設計家の方。
東京大学の工学部卒業。
美術の観点ではなく、実用的な設計という分野から絵画を説明しています。
分かりやすくてとても面白かったです。
街の風景を、写真でみるよりも絵画でみる方がすっとその世界に入り込むことが出来ます。目から入る情報が取捨選択されていて、視線を誘導してくれるからです。
この本には対角線とか黄金比、2乗などといった、絵の描き方のハウツー本にはあまり出てこない用語が出てきますが、数学が苦手な方(私)でも大丈夫ですよ!