かんたんクレヨン・工作教室@お絵かき先生みのりたま

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失敗した子どもにかける言葉

大きくなるにつれて、どうして絵を嫌いになる子が増えてくるのでしょう。

先日、通っている絵画の先生とそんな話をしていました。

 

不本意な線を描いてしまう

リカバリーできない

失敗が怖くなる

絵を描くのが嫌いになる

こんな図式になるのではないかと思っています。

 

ある子が、クレパスでイカを描いていました。思ったように描けず、

「間違えちゃった・・・・」

と言ってその後は手を動かそうとしませんでした。

「あとで海の色を後ろにぬったら間違えた線わからなくなるよ、大丈夫」

と声をかけて、ようやく納得してくれましたがその痕跡をはやく消したそうで、ほかに描くものがあったのですが気もそぞろになっていました。

 

自宅と違って、幼稚園や小学校では間違えたからといって何枚も新しい紙をもらうことはできません。間違えても、それを修正することができなければ安心して描くことはできません。

 

「小学生に、水彩絵の具がダメなんだと思いますよ」

と、絵画の先生がおっしゃっていました。

失敗したときに塗り重ねて修正するのが難しいのです。

上から塗り重ねやすい、アクリル絵の具や油絵の具がよいのに、とのことでした。

大学時代、キャンバス代がもったいなくて、次の課題を描くために、作品をジェッソ(白い下地)で塗りつぶしてから描いていたのを思い出しました。(アクリル絵の具)

 

間違えても何度でもやり直せる安心感はとても大切だと思います。

もし、クレヨンクレパスでリカバリーするとしたら割り箸などで削る、白を重ねる、背景をぬってしまう、などの方法があります。

 

失敗しちゃった・・・となった時に、

「だいじょうぶだよ!」

とすぐに言ってあげられる大人でありたいです。