
短くなったクレヨン、捨てるのはもったいない!
いくつかの色をまぜて溶かすと、新しい色のクレヨンができます🌈✨
小さな子どもでも楽しめる、簡単でエコな工作です。
夏休みの自由研究にもピッタリ。
親子で一緒に、楽しくリサイクルクレヨンを作ってみてくださいね。
短くなったクレヨンを捨てていませんか?
クレヨンは長期保管にも耐えられるし、本来は短いクレヨンのほうが広い面をぬるのに着色しやすいです。(プロの方は折って使っています)
ですが、保育園入園や小学校入学を機会に新しいクレヨンを購入することも多いでしょう。今回はクレヨンの再利用方法についてまとめました
自己紹介
教育学部美術科を卒業後、小・中学生の塾講師を経て現在は幼児教室講師暦17年。
2024年より絵が苦手なお子さんでもかんたんに取り組むことができるお絵かき・工作動画を配信しています。
よういするもの
・使いかけのクレヨン
・シリコン型(耐熱性のもの)
・フライパン
・かきまぜるための割り箸
つくりかた
とっても簡単です。
バレンタインのチョコレートの要領で作ることができます。
①クレヨンを1〜2センチくらいの長さにする
②シリコン型にいれる
③フライパンにシリコンが浮かない程度の水を入れ、お湯を沸かす
④沸騰したら、シリコン型を入れる
④火を弱めて、湯煎でクレヨンを溶かす
⑤やわらかくなったら外に出して、割り箸でかきまぜる(熱いので気をつけてね)
⑥15分ほどで固まります。
⑥冷めたら取り出して下さい。
おすすめの色のくみあわせ
色相環(しきそうかん)という色の輪を知っていますか?
色は光の波のこと。

その波長の違いによって、あか、だいだい、きいろ、みどり、あお、むらさきというように変化していきますがこれを丸く配置したものです。
実際は、それぞれの色の間にも中間の色(きみどり、あかむらさきなど)があり、
10色の輪、24色の輪にもなります。

色相環の向かい側の色は、補色といい、お互いの色を目立たせる効果があります。

ただ、絵具やクレヨンでこれらの色をまぜると色がくすんで(はいいろ・黒に近くなる)しまうので使い方には注意が必要です。
なので、基本的には色相環の隣同士の色をまぜるほうがきれいにまとまるのですが、今回はあえて補色同士を混ぜ合わせて色を作ってみました。
①あか みどり
ちゃいろになります。
ふつうにちゃいろ一色でぬるよりも、深い色合いになります。

②あお だいだい

はいいろができます。
また、16色のクレヨンに入っていない「ふかみどり」をつくるために、
きいろ・あお・くろ
をまぜました。
きみどり・くろ
でもつくってみました。
山、木、草をぬるときにみどり一色でぬっていませんか?
光が当たっているところ、影の部分、遠くのもの、近くのもの・・・
クレヨンの色を変えてぬることで絵にぐっと立体感や遠近感が生まれます。

自由研究におすすめの本
色の図鑑を購入しました。
ポケットサイズです。日本古来の色のなまえ、その由来が写真入りでオールカラーで書かれていてわかりやすいです。
オリジナルクレヨンの色が、その中の色にあてはまらないかな〜と探してみたら、
こちらの「海松色みるいろ」が、きみどりとくろをまぜたクレヨンの色に似ていました。

日本古来の色は、名前がとてもいいです。
東雲色(しののめいろ)・・朝焼けの色
浅葱色(あさぎいろ)・・薄いネギの葉にちなんだ色あかるいみどりがかった青
全体的に、優しい色が多い。
こちらはヨーロッパの伝統色の辞典です。
オイスターホワイトといって、生牡蠣の白にもちゃんと名前がついています。
とても興味深いです。
つくってみよう 動画はこちら
他にも色んな色をつくってみましたので、ぜひ動画をご覧下さい。