かんたんクレヨン・工作教室@お絵かき先生みのりたま

お子さんと一緒に楽しめる、かんたんなクレヨン画・工作を紹介します。クレヨン画は、「いま、ここ」集中するマインドフルネスにもぴったりです

クレヨン・クレパス・色鉛筆・水彩絵の具・おすすめのスケッチブック(画用紙)はこれ!


「ママ~、お絵描きしたい。紙ちょうだい。」

おこさんにそういわれて、そのへんのコピー用紙や100均のスケッチブックをわたしていませんか?

どれに描いてもかわらないでしょ。私たちはそうおもいがちです。

でも、描きながらおこさんはこう思っているはずです。

「キシキシして描きにくい。」

「きれいに色がぬれない。」

そして最後には

「うまく描けない、つまんない。」

 

上手に絵が描けるようになるために、まずは紙をかえてみませんか?

この記事では、おこさんのお絵描きがじょうずになるための手助けになるようなスケッチブック・画用紙を紹介しています。

色鉛筆・ペン・クレヨン・絵の具などさまざまな画材に対応できるスケッチブックをまとめました。とにかくたくさん描きたい人のためのコスパの良いスケッチブックから、コンクール提出用まで目的にあったスケッチブックがきっと見つかります。



練習・らくがき用

【ソーホースケッチパッド】

うすめの紙ですが、100均のものより紙質がよいです。さらさらとした描きごこち。100枚入りです。

たくさん入っているので、ふだんのお絵描きにぴったりです。B4サイズがおすすめです。リングではなくのりでとじられているので、スケッチブックを開けば大きなサイズになり、のびのびと描くことができます。

クレパス(サクラクレパス)で描きました。発色がよいです。

左 水性顔料マーカー(ぺんてるジュースペイント)右 油性マーカー

裏うつりはほとんどありません


※さまざまな画材に対応していますが、紙が薄いため水彩には不向きです。

 

じっくり描きたい

【マルマンスケッチブック 図案シリーズ】←おすすめ!

スーパーで一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。
マルマンスケッチブックに使われている画用紙は、表面がざらざらしておりそのおかげでクレヨンがしっかり定着します。
中くらいの厚さ。お絵描きだけでなく、工作にも使用できる万能な画用紙です。
 

【マルマンスケッチパッド】きりはなししやすい

同じ紙質で、のりでとじられたタイプもあります。
メモ帳のように切り離せるので描いた絵を飾りたいときに便利です。
こちらは50枚入りです。
 
マルマンスケッチブックは手に伝わる画用紙の感触がいい。
色がすっと紙にのる感覚があります。
いろんな画材に対応しています。
 
※色鉛筆とクレパス(さくらクレパス)で描いたピカチュウ

クレヨンで色をまぜるとき、ティッシュを使ってむらなくまぜる方法があります。

そのさい、普通の画用紙でおこなうよりも、マルマンスケッチブックのほうがきれいにまざります。絵の具でぬった雰囲気になります。

普通の画用紙のほうが線が強く残ります。

ある程度の厚みがあるので、水彩画にもおすすめ。発色がよいです。ただ、あまりたくさんの水分があると紙がなみうちやすいです。

 

 

コンクール・絵画の宿題に

 【ヴィフアールスケッチブック】

マルマン社が製造しているヴィフアールシリーズは水彩画として開発された画用紙です。真っ白すぎず、優しい色水面で自然な色のおちついた印象を与える作品になります。とても高品質ながら、お手頃価格で手に入れることができます。
紙は厚め。15枚入りです。
 
F6サイズというのは、画用紙の八つ切り(380×280㎜)よりも少し大きめのサイズ。
こちらのスケッチブックは表紙がかなりしっかりした材質なので、屋外で写生するときに画版は必要ありません。
 
のりでとじられたこちらのタイプもあります。四隅がしっかり閉じられているので、描いた後でペーパーナイフ等ではがします。こちらは22枚入りです。
 
水彩画は水をたっぷり使って、にじみやぼかしの表現ができるのが魅力です。ただ、やりすぎると紙の表面がけばだったり寄れてしますのがネック。この紙は厚くて吸収性があるので思い切り描くことができますよ。

 

表面のざらざら具合によって、3種類ありますが、中目を選べば色んな画材に対応できるでしょう。
もちろん、クレヨンクレパスにもぴったり。
私は時間をかけて描きたいものはこちらのスケッチブックに描いています。
何度もぬり重ねても、耐えることができる丈夫な紙です。

【ポスター・コンクールサイズの四つ切り画用紙もあります】

夏休みの宿題や、コンクールでは画用紙のサイズが指定されます。ポスターでは8つ切りの2倍サイズの4つ切りが指定されることが多いです。
 
こちらは4つ切り画用紙100枚セット。
大量購入なので、買うのに勇気がいりますね。
ですが、お店に並ぶ画用紙は数枚しか入っていません。
水彩画は失敗してもリカバリーが難しいです。
小さい子には意外と扱いづらい画材。
 
100枚あれば、失敗しても安心ですし、腐るものではないので普段からお絵描きをたくさんされるおこさんにはこちらを購入してもよいでしょう。
 
この画用紙を半分にすれば8つ切りサイズになります。
4つ切り、8つ切りサイズは幼稚園や学校で使用するサイズなので、このサイズに慣れておくことも大切です

どれを選んだらいいの?目的別スケッチブックサイズの選び方

【じつはたくさんあるサイズの種類】

これ以外にも紙のサイズにはたくさんの種類があります。
普段よく耳にするのはA4サイズですね。Aのあとにつく数字が大きいほどサイズが小さくなります。国際規格に基づくサイズで書類やプリント類はこのサイズが主流。
 
絵画ではFという表記が使用され、Fのあとにつく数字が大きいほどサイズが大きくなります。また、日本独自の四六判があります。画用紙の4つ切り、8つ切りがこれにあたります。
 

【目的別おすすめサイズ】


①バッグに入れておでかけしよう B5・F2

小さいので持ち運びしやすい。

絵を描く時に写真を撮って後から描けばいいと思う方も多いですが、実際見て描くのとでは絵が全く違うものになります。写真は平面なので、立体感がつかめないからです。

動物園、水族館、植物園、おでかけのときにぜひ荷物のひとつにくわえてください。

 

②ひとつのものをじっくり描きたい A4・F3

私が普段使うのはこのサイズです。

紙が大きすぎると描くのがおっくうになるので、ちょうどよいサイズ感です

③思いきりらくがきしたい B4・F5

描くことに興味をもちだした小さなおこさま(1・2歳~)にぴったりです。

手を大きく動かしても、外にはみ出ないようなサイズのスケッチブックがよいでしょう。

④風景や人をたくさん描きたい A3・F6

描きたいものをたくさん入れたいときはこのサイズがおすすめ。幼稚園や小学校で扱う8つ切りより少し大きめのサイズです。ですが、大きすぎるというほどではありません。学校の机の上でも扱いやすい大きさです。

 

まとめ

紙をかえるだけで、描き心地や出来ばえが大きく変わります。

手にふれる感触やクレヨンののり具合が全く違う。

私は、手にふれるやさしい紙の感触が大好きで、いつも癒されています。

 

まず、いちばんおすすめの「マルマンスケッチブック」をぜひためしてみてください。そして、ちょっと高級なヴィフアールは、水彩画初心者こそ使ってみてほしいです。よれやすい、けば立ちやすいといった水彩画のむずかしいポイントをうまく助けてくれます。

 

描きづらいという理由で絵が嫌いになってしまうなんでもったいない!

コピー用紙や普通のノート、画用紙に描いている方、ぜひ今回紹介したスケッチブックをためしてみてください。