かんたんクレヨン・工作教室@お絵かき先生みのりたま

お子さんと一緒に楽しめる、かんたんなクレヨン画・工作を紹介します。クレヨン画は、「いま、ここ」集中するマインドフルネスにもぴったりです

NHK クローズアップ現代 感情リテラシーを見ての感想 こどもの『ことば』をうけとめたい

NHKのクローズアップ現代を見ました。

自分の気持ちをうまく表現するための言葉の使い方を小さい頃から教えることの大切さについての特集です。

 

”ヤバい・エグい”は危険!? 注目される感情リテラシー”

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2025041609167

急増する闇バイト、過去最多に上る校内暴力。背景にあったのは“マジ・ヤバ・うざっ”など短語の多用だった!?犯罪加害者の更生現場への調査では「自分の気持ちをうまく言えない」「悩みを言える人がいない」若者が多数いることが明らかに。同様の問題は低年齢の子どもたちでも。大阪のある小学校では「感情リテラシー」を育む教育を実践、校内暴力が激減した。子どもたちを暴力や犯罪から守るために大切なことは何か考える。

 

わがやの場合

息子が小学校低学年の時、家での癇癪がひどくなりました。

まわりの子より幼い息子は、弁の立つお友達に言い負かされることが多かったようで学校でも涙を流すことがあったようです。

家に帰って宿題をさせようとするのですが、それがもう嵐のような時間でした。

きっちりとさせたい私ととにかくやりたくない息子のバトルで疲労困憊。

今思うと学校でのストレスを家で出していたのだと思います。

学校であったモヤモヤを私にうまく説明することができなくて、家に帰ってもおこられる。私も息子もつらい時間でした。

 

あまりにも癇癪がひどいので、何度も先生に相談しましたし、挙句の果てにこんなものまで購入しました。

 

 
「イライラしたら、お母さんにぶつけないで!こっちをたたきなさい」
私自身も疲れ果てていたので私にも息子を受け入れるキャパシティーがありませんでした。
結局そのおもちゃは半年ぐらいで壊れてしまいました。
 
とにかく話を聞くことにした
物に八つ当たりするのは一時的な解決にしかならず、結局こどもの話を聞き続けるのが一番だったなと今では思います。
「嫌な事や、友達の悪口もお母さんには言っていいよ。ただ、学校では言っちゃだめ」
そういって、話を聞くことにしました。
子どもの愚痴をききながら肯定し、時にはたしなめたり。
 
私は、人の悪口を聞くのは好きではありません。負のシャワーを浴びているような気がするからです。愚痴のゴミ箱になるのは、こちらにも相当なエネルギーが必要です。
ですが、これも親のつとめだな、と思うようにしました。
 
「どうして、嫌な気持ちになったのか、これからはどうしたらいいのか」
「残念だけど、何も考えずに嫌な言葉を言ってしまう人はいる」
「そんな人からは逃げてもいい」
子どもの愚痴をききながら、こんなことを繰り返し伝えていました。
対話を続けることで、言語化する能力が上がり成長したと思います。
 
「うざ」「ダル」は嫌だ!
 メールやラインのせいなのか、子どもの話を聞いていると、短文で会話することが多いなと感じます。
私はこの言葉が嫌いなので、子どもが上記の言葉を言ったときは
「何が、はらたつ」と全部言ってこい!」
と怒っていました。
 
子どもが通っていた中学の生徒顧問の先生が
「ラインのトラブルがとても多いです。そもそも、国語ができないのに短文で伝えようとするから上手くいかないんです」
とおっしゃっていてなるほどな、と思いました。
 
人にものを伝えるのは難しい
 
大人になってからも、人にものを伝えるのは難しいなと思います。
ラインの文章もものすごく考えてうつので、かなり疲れます。
 
その反動で、家族向けのラインでは
「わかった」
「牛乳」(かってきて)
「おそい」(帰ってくるのが)
よけいなスタンプなしの短文になってしまいがちなので私も気をつけなくてはいけません。