私は絵を描いた後、かならず家族に確認します。
今回もいつものように息子と娘に聞いてみました。
「これ、何に見える?」
「・・・・・・・・・・・ハエ?」
すずむしをかいてみましょう。
すずむしといえばきれいな鳴き声。
ギザギザの線が羽についていて、それをもう片方の羽でやすりのようにこすり合わせて音をだしています。今回描いた絵は、羽を立ててまさに鳴いている時の様子です。
昔、父がなぜかすずむしを大量に飼っていました。
彼らは我先にと競う様に鳴き、それらが2重3重にも重なってさながら年末のベートーベンの第九のような大合唱でした。
うるさくて眠れず、家族にも不評だった覚えがあります。
時々夜に散歩に行くのですが、今はなかなか鳴き声を聞くことが出来ません。
今になってあの大合唱を懐かしく思い出しています。
みなさんも夜、散歩に出て耳を澄ましてみてください。
使用した画材はこちら
羽の透明感を出すために、硬筆用の鉛筆を使っています。
こちらの鉛筆、太くて柔らかく色鉛筆の黒より使い勝手が良いです。
クレヨンをぬった上から色を重ねることができます。
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羽の模様は細かいので、こちらのクレヨンを使用しています。
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