こどもと一緒にクレヨン・クレパス画

ゆっくりと簡単なステップで、一緒にクレヨンクレパス画を描きましょう!大人の方もお待ちしています

パステルの使い方【まとめ】

パステルの使い方をまとめてみました。
 
●パステルとは●
粉末の色の粉(顔料)を粘着剤で固めたもの。

クレヨンはワックスと顔料をまぜたもの。硬い描きごごち。
 (日本では最近はクレヨンもオイルを加えて柔らかくしているものもありますが、本来は硬いもの。外国ではこちらが主流です)
 オイルパステルはクレヨンの材料にオイルをくわえて柔らかくしたもの
 (クレパスというのは日本の会社が生み出した商品名のことです。)
 
パステルはクレヨン、クレパスとちがいさらさらとした描きごごちです。
チョークのような感じ。そのまま線を描いて手で伸ばすこともできますし、粉状にして着色することも出来ます。

●パステルのいいところ●
優しく、淡い色合いにになります。
間違えても消しゴムで消すことが出来ます。
指で着色できるので、ちいさなお子さんも取り組みやすいです。
広範囲をすばやくぬることが出来ます。
消しゴムで線を入れるとハイライトの役割になります。(光、ツヤの表現がしやすい)
 

 

小2、中2の女の子の作品

 

 

①下書きをする
かくのが難しければ、描きたいものの線をなぞって写し取る方法があります。ぬりえのつくり方は動画を参考にしてみてください。

 

minoritama.net

写したいイラストが描かれた絵の裏を鉛筆でぬりつぶします。

複写紙の要領です。

 

②パステルを削る
カッターでパステルを削ります。(難しい場合は茶こしで)
 
ちいさなお子さん用に、茶こしを使う方法をお伝えしましたが、本来はカッターで削ります。(茶こしの金属と反応して、粉の色が変色することがあるそうです)
最近、カッターを扱うことが少なくなりました。
パステルは簡単に削れるので、お子さんのカッターの練習にぴったりです。

 

③下書きの線をうすくする
パステルは淡い色合いなので、下書きの鉛筆の黒は目立ちます。ねりけしゴムを使ってうすくします。
 
 
④着色
指に粉を付けて着色します。細かい所は綿棒を使って色をぬります。

時々、画用紙の上に残った粉をブラシ(チーク用が使いやすいです)で落としてください。また、練消しゴムで吸着させて落とすこともできます。

 

➄完成
色が落ちないように、定着スプレーをかける
 
 
使用した画材はこちら
サクラクレパスのコンテパステル
 A,B,C3つのセットを使っています。

24色セットもあります。
こちらの方がなじみのある色がそろっているので、初めて購入する場合はこちらがよいと思います。

 

消しゴム

パステルは消しゴムで消すことが出来ます。

細かいところを消すために、スティックタイプがあると便利です。

また、色をうすくしたいときや、画用紙に飛び散った粉を吸着させるために練消しゴムが役に立ちます。

 

 

保存のための定着スプレー
パステルは粉状のため、手について落ちやすいです。
作品を保存する際にはこれらのスプレーを吹きかけてください。