
40代男性。難しいキリンを描いてくれました。
きりんのフォルム、バランスがとてもきれいです。ちいさな顔に丁寧に目、鼻、口を描き入れています。
器用でないとできません。
何度も何度もお願いしてようやく描いてもらえました。
絵をかくことって、人によってはすごくハードルの高い事だったんだな、と気付かされました。得意な人は、苦手な人の気持ちが分からない。
私が逆に
「一緒にテニスしない?」ときかれて「嫌」と秒で即答する気持ちと同じなのだと思いました。
いつから絵に苦手意識を持ち出すのか
それにしても、小さい子にクレヨンを持たせると楽しそうにぐるぐる描きだしますが、いつごろから「嫌い」になるのでしょう。
いろんな方に聞いてみると、小学校に入ってからという回答が多いです。
小学校に入って、本物そっくりにかいてみたい!という気持ちが出てくる中で、技術とのギャップに気づきます。
また、夏休みの宿題で表彰される子や成績をつけられることによって、
「周りと比べてうまく描けない・・・」
と思ってしまい、どんどん自信をなくしていきます。
その上、美術には算数と違って正解はない、個性を求められる、お友だちのマネをするなといわれる。技術と個性の両方を求められる教科です。
絵が下手でも、自分の絵に自信を持ってほしい
子どものころからの声掛けが本当に大切です。
仕事で子どもに接していますが、自分から「できた!」といって見せに来てくれる子は、顔がキラキラしています。ほめて!と顔中にかいています。
なるべく具体的に、簡潔に、良いところを伝えます。
そのうえで、
「今度かく時はこれをもっと大きく描いてみたら?」
等のアドバイスをして、
「描けたらまた見せてね」
と言います。
アドバイスはなるべく少なく。小さな子は一度に沢山の事を覚えられないからです。
また、失敗を極端に恐れる子にはなんとかリカバリーの方法を一緒に考えます。
失敗しても大丈夫!という安心感がなければ子どもは成長できません。
絵が下手でもいい、絵を描くことを嫌いにならないでほしい。そんなふうにこれからも子どもに接していきたいです。
絵が苦手な子どもへの声かけ、練習方法はこちらにまとめました。



